Bitunixとは — 一次確認できた事実だけで整理する

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BitunixPR について調べ始めた人がまず知りたいのは、 「どこの会社が運営していて、日本から普通に使えて、何が強いのか」だと思います。 筆者が公式サイトを読み込み、実際に口座を作って資金を動かして分かった範囲で、その3点に答えます。

ひと目でわかる Bitunix

種別海外の暗号資産取引所(2021年設立(公式サイトの自己申告))
取扱サービス現物・先物(USDT無期限)・コピートレード・Earn を提供
取引ペア1,200以上の取引ペア(公式サイトの自己申告)
最大レバレッジ最大200倍(銘柄別上限あり: BTCUSDT 200X・SOLUSDT 100X・TSLAUSDT 50X を実測) (2026-07-31 確認・要再確認)
手数料(VIP0)先物 0.0200% / 0.0600%(Maker/Taker)— 詳細は手数料ページ
KYC(本人確認)KYC(本人確認)制度あり。KYCなしでの利用範囲の公式仕様は未確認
日本語対応Web版は言語メニューで日本語を選択可(切替で日本語表示になることを実機確認)。登録ページ・スマホアプリも日本語対応。ただし公式は英語のみを正文とする(日本語は便宜上の翻訳) (2026-07-31 確認・要再確認)
スマホアプリ日本の App Store・Google Play の両方に掲載。Google Play は「Bitunix Pro: ビットコインとクリプト」名義で 4.8★(4,480件)・50万以上のダウンロード表示 (2026-08-05 確認・要再確認)
運営主体運営法人名・所在地は公式サイトから特定できない (2026-07-31 確認・要再確認)
サポートサポートはサイト内チャット(AI応答起点)。言語選択は英語・スペイン語・ドイツ語・中国語・ペルシア語で、日本語の選択肢なし。英語のみを正文とする旨をチャット冒頭に明示 (2026-07-31 確認・要再確認)
金融庁登録なし(無登録の海外事業者)。警告リストは 金融庁の無登録業者警告リスト(海外業者)に不掲載 (2026-07-31 確認・要再確認)
準備金証明on-chain Proof of Reserves(準備金証明)の提供を公式サイトに記載

日本から使う前に知っておくべきこと

1. 金融庁に未登録 — 国内の利用者保護制度は使えない

まず一番大事なところから。Bitunix は日本の金融庁に登録されていません。 分別管理の義務づけも国内法に基づく監督もなく、何かあっても国内の利用者保護制度は使えません。 ここを許容できるかが入口になります(詳しくは安全性の検証で)。

2. 画面は日本語で使える。ただし問い合わせは英語

当初は筆者も「英語のみ」だと思っていました。実際に触ってみると、 Web版は言語メニューから日本語表示に切り替えられます。 登録ページとスマホアプリも日本語対応です(アプリの実機画面はアプリの記事に)。

BitunixのWeb版を日本語表示に切り替えた画面。ナビゲーションが日本語になり、言語と地域メニューに日本語が選択されている
Web版の言語メニュー(言語と地域: 日本語)。切替でナビ・ページが日本語表示になる。筆者のアカウント画面(2026-07-31撮影)。

ただし公式が正文と認めるのは英語だけで、日本語はあくまで便宜上の翻訳です。 そしてサポートには日本語がありません。チャットの言語選択は5つで、 資金が絡む問い合わせを英語でやり取りする覚悟は必要です。

Bitunixのサポートチャット画面。言語選択に英語・スペイン語・ドイツ語・中国語・ペルシア語が並び、日本語がない
サポートチャットの言語選択。日本語の選択肢なし・英語のみを正文とする旨の表示。筆者のアカウント画面(2026-07-31撮影)。

3. 入出金は実測済み — 入金 約15分・出金 約5分

実際の使い勝手は問題ありませんでした。筆者の口座で入金(約15分・Ethereum)も 出金(約5分・Arbitrum)も普通に通っています。出金検証の記録に画面つきで残しました。

どこの国の取引所?運営会社は?

公式の一次情報では、法人名も所在地も分からない

ここが、筆者が一番引っかかっているところです。公式サイトには 2021年設立(公式サイトの自己申告)とありますが、 運営法人名と所在地はどこにも書かれていません。 利用規約・About・フッターまで探しましたが、見つけられませんでした。

これは実務上、トラブルの際に誰を相手に請求すればいいのかが分からないことを意味します。 所在地や運営法人を公表している海外取引所もある中で、ここは Bitunix の明確な弱点です。

公的な登記を調べたら、法人は2つ見つかった

公式サイトが書いていないなら別の場所を当たればいい、と思って調べました。 手がかりはアプリストアです。App Store の販売者欄と著作権表記には法人名が出ていて、 Bitunix Fintech LLC と Bitunix Innovation Limited の2つが確認できます。

この2つの名前で公的な登録簿を検索したところ、どちらも実在しました。 公的登記に2つの法人が実在。Bitunix Fintech LLC(セントビンセント・グレナディーン/2024-10-07設立)と Bitunix Innovation Limited(香港/2022-08-17設立)。 カナダ FINTRAC の資金サービス事業者(MSB)登録簿に両社とも登録されていて、 登録番号・住所・法人番号・設立日まで公開されています。SVG法人のほうは米 FinCEN の MSB 登録も確認できました(登録番号 31000298580950)。

法人名 登記地 設立 公的登録
Bitunix Fintech LLC セントビンセント・グレナディーン(キングスタウン) 2024-10-07 加FINTRAC C10001702 / 米FinCEN 31000298580950
Bitunix Innovation Limited 香港(觀塘) 2022-08-17 加FINTRAC M24043791

出典: カナダ FINTRAC の MSB 登録簿(公式配布ファイルを当サイトでダウンロードして該当行を確認・2026-08-06)、 米 FinCEN の MSB 登録確認レター(2026-08-05 取得)。 アプリストアの記載と法人名が一致することによる同定であり、公式サイト側にこれらの法人名の記載はありません。

整理すると、登記上の籍はセントビンセント・グレナディーン、実務の拠点は香港という 形が見えてきます。CoinGecko が所在国を SVG として登録しているのも、この籍と一致しています。 ただし注意してほしいのは、MSB登録は「届出」であって当局の認可でも推奨でもないことです。 FinCEN のレターにも「FinCEN は登録した事業者を推奨・承認しない」と明記されています。 登録があること自体を安全の根拠にはできません。

第三者データベースの記載

第三者データベースの CoinGecko も所在国として同じ SVG を登録しています(下のカード参照)。 Trust Score と取引規模も、同じ第三者データとして日次で自動更新しています。

次はどこを読むか

リスク面を先に固めたい方は安全性の検証へ。 評判や「詐欺では」という声が気になっている方は評判の検証記事で、 よくある主張と筆者の実測を突き合わせています。自分に合うかどうか手っ取り早く 整理したければ30秒診断をどうぞ。