BitunixのKYC(本人確認)— 未完了でどこまで使えるか実測
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「本人確認なしでどこまで使えるのか」は、海外取引所を選ぶときに必ず気になるところです。 ネットの情報は「不要」「必要」が混在していたので、筆者は BitunixPR をKYC未完了のまま入金・先物取引・出金まで 実際にやってみました。結果と、画面に表示される限度額のややこしい部分、 そして確認できなかったことを順に書きます。
結論: KYC未完了でも入出金と取引はできた
- KYC未完了アカウントで出金可能(実績あり)。24時間の出金上限はセキュリティ設定の段階で決まり、メール認証のみの状態では 10,000 USDT の表示
- 実際の出金は USDT(Arbitrum)で約5分・手数料 1.00 USDT(出金検証の記録)
- 入金・先物の実取引も同じくKYC未完了の状態で実施しています(入金/先物)
2026-07-31 時点の実測。KYCの要否は取引所の方針・規制対応で変わります。 この記録は「その時点でできた」という事実であって、将来もそうである保証ではありません。
出金上限は「本人確認の有無」ではなく段階で決まる
ここは長いあいだ筆者も分からずにいた部分です。KYC画面には「暗号資産出金 500,000 USDT」とあるのに、 実際の出金画面には「24時間出金上限 10,000 USDT」。桁が2つ違い、 しかもどちらも期間の単位が書かれていませんでした。
答えは出金画面にありました。上限表示の横のアイコンから Increase limit というモーダルが開き、そこに全部書いてあります。 冒頭に「あなたの口座の1日あたりの出金上限は USDT 換算で計算され、次の方法で引き上げられます」とあり、 すべて24時間あたりの上限だと明記されていました。
出金上限はすべて24時間あたりで、セキュリティ設定の段階で上がる。電話番号の登録で 200,000 USDT、Google Authenticator で 500,000 USDT、Lv1 の本人確認で 2,000,000 USDT(複数のセキュリティ認証を有効にした後に適用)。
| 設定した内容 | 24時間の出金上限 |
|---|---|
| 何も設定していない(メール認証のみ) | 10,000 USDT |
| 電話番号を登録 | 200,000 USDT |
| Google Authenticator を設定 | 500,000 USDT |
| Lv1 の本人確認を完了 | 2,000,000 USDT |
下3段(200,000 / 500,000 / 2,000,000 USDT)は Increase limit モーダルの表示です(2026-08-07 確認)。 最上段の 10,000 USDT はモーダルには無く、筆者の口座が出金画面で実際に表示していた値です(2026-07-31)。 Lv1 の 2,000,000 USDT には「複数のセキュリティ認証を有効にした後に適用」という条件が付いています。 各段階を実際に引き上げて確かめたわけではないので、下3段は画面の表示値です。
ここから分かるのは、10,000 USDT が低いのは本人確認をしていないからではなく、 セキュリティ設定を何もしていないからだということです。筆者の口座はメール認証だけの状態で、 画面にも「2FA Security Level: Low」と赤く出ていました(始め方の記事)。 何も設定せずに使い始めた人は、まずこの 10,000 USDT が自分に適用される数字だと思ってください。
逆に言えば、Google Authenticator を設定するだけで 500,000 USDT の表示になります。 2FA はどのみち設定すべきものなので、出金上限のために何か特別なことをする必要はありません (設定手順)。筆者は実際に引き上げて確かめたわけではないので、これは画面の表示値です。
それでも残る食い違い
ひとつ、まだ説明しきれない点があります。上の 10,000 USDT を表示していたのと同じ日、 KYC画面のほうは「暗号資産出金 現在 500,000 USDT」と表示していました。 筆者の口座は Google Authenticator を設定していない状態だったので、 この 500,000 が口座に実際に適用されていた上限だとは考えにくいです。
筆者の読みとしては、KYC画面の数字は本人確認のレベルで決まる上限の天井を示していて、 実際にいくらまで出せるかはセキュリティ設定の段階で決まる — という二段構えなら全部の数字が説明できます。 ただしこれは筆者の推測で、公式の説明を見つけたわけではありません。 出金計画を立てるときは、出金画面に出ている自分の数字を見てください。そこが唯一の実効値です。
KYC画面の表示: 暗号資産出金が現在 500,000 USDT・本人確認後 2,000,000 USDT。法定通貨の入出金はKYC必須。
ではKYCはいつ必要になるのか
画面の記載を素直に読むと、線引きは「法定通貨を触るかどうか」です。 日本円などの入出金にはKYCが必要と明記されています。逆に、暗号資産だけで 完結させるなら、筆者が試した範囲ではKYC未完了のまま動きました。 KYCを完了すると、24時間の出金上限は 2,000,000 USDT まで上がります。
筆者のスタンスは単純で、必須化されたらそのとき本人確認をする、それまでは不要です。 暗号資産だけで完結している限り、先回りして書類を出す理由が見当たらないためです。
KYCしないことのリスク
KYC不要は手軽さの裏返しでリスクもあります。判断材料として書いておきます。
- 後から必須化されたとき、資金が動かせなくなる可能性があります。 海外取引所では珍しくない展開です。資金を置きっぱなしにしないのが基本的な防御になります
- アカウント復旧(2FA紛失・パスワード忘れ)の場面で、本人確認済みかどうかが対応の可否を分けることがあります (ログインできないとき)
- そもそも Bitunix は金融庁に登録されていない海外事業者で、 国内の利用者保護制度の対象外です(安全性の検証)
次の一手
登録からセキュリティ設定まではBitunixの始め方へ。 出金が実際に通るかは出金検証の記録で確認できます。