Bitunixの先物取引 — 実際に取引して確認した機能と挙動
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機能一覧を眺めるだけでは分からないことがあるので、BitunixPR の先物 (USDT無期限)を筆者の口座で実際に取引してみました。0.03〜0.29 BTC 規模の往復を複数回(2026-07-21〜30)の往復で、 途中で損切り(SL)も1回実際に発動しています。この記事は、その取引で分かったことを 実機画面つきでまとめたものです。 Bybit から移ってきた人が戸惑いやすいポイント(両建ての方式)も途中で触れます。
実測で確認できたこと
| 両建て | 両建て可能(同一銘柄でロング・ショートを同時保有できることを実機で確認。Open/Close方式) |
|---|---|
| TP/SL | TP/SL対応 — Position / Partial / Trailing の3方式、トリガーは PnL / ROI / Change 基準。Guaranteed SL(保証SL)あり |
| 注文タイプ | 注文タイプ: Market・Limit・Trigger・Trailing Stop・Post Only・Scaled Order・Fixed Risk |
| 資金調達率 | 取引画面に資金調達率と次回までのカウントダウンを表示 |
| 証拠金モード | クロス/分離マージンの切替あり(ダイアログで銘柄ごとに切替。「Apply to all pairs」で全銘柄一括適用も選択可)。Cross の利用は実取引でも確認 |
| レバレッジ | 最大200倍(銘柄別上限あり: BTCUSDT 200X・SOLUSDT 100X・TSLAUSDT 50X を実測)。BTCUSDT で 200X まで設定できることを実機確認(下記) |
確認日 2026-07-31(実機画面・実取引履歴 2026-07-21〜30)。
両建てのやり方 — Bybit経験者ほど間違えやすい
筆者がショートを持ったまま試したところ、BitunixPR の両建ては Bybit とは考え方が違いました。Bybit では設定画面でワンウェイ/ヘッジモードを切り替えますが、 Bitunix にその設定はなく、注文パネルの Open / Close の選択がすべてです。
Open で発注すれば、反対方向のポジションを持っていても新規建てになり、結果として両建てになります。 決済したいときは Close を選ぶか、ポジション一覧から閉じます。
つまり、Bybit の癖で「反対方向に成行を入れれば決済される」と思って Open のまま発注すると、 決済したつもりが逆方向の新規建てになります。移行直後に一番起きやすい事故なので、 最初の数回は発注前に Open / Close のタブを指差し確認するくらいでちょうどいいと思います。
実際に BTCUSDT でロングとショートを同時に持った状態がこちらです。 ポジション一覧に2行並び、それぞれに別々の清算価格と損益が表示されます。
TP/SL の設定
3方式のTP/SLと、SLの実発動
ポジション一覧の TP/SL ボタンからモーダルを開いて設定します。方式は Position(全量)・Partial(部分)・Trailing(トレーリング)の3種類で、 トリガーは価格のほか PnL・ROI・変化率でも指定できます。
Bybit で使っていた範囲のことは、ひととおり揃っている印象でした。 実際に SL が発動する場面も1回あり、履歴には SL 起点の決済として記録されています。 SL が設定どおりに機能することは、この履歴で確認できています。
Guaranteed SL は発動したときだけ手数料がかかる
目を引いたのは Guaranteed SL(保証SL)という項目で、有効にすると 推定手数料率 0.025% の表示が出ます。項目名に説明のリンクが付いていたので中身を読みました。
スリッページによる追加の損失なしに、トリガー価格そのもので損切りを約定させる仕組みで、 手数料はSLが実際に発動したときだけかかります。 計算式は「約定価格 × 数量 × 銘柄ごとの保証SL料率」で、BTCUSDT では 0.025% の表示でした。
SLを清算価格に近づけすぎない
同じ説明の末尾に、実務上ここが一番大事だと思う注意書きがありました。 SL価格を清算価格に近づけすぎると、SLが発動する前に強制清算されるというものです。
保証SLを付けても、清算のほうが先に来れば意味がありません。高いレバレッジで使うときほど、 SL位置と清算価格の距離を見ておく必要があります。 銘柄ごとの料率は、設定画面の View Fee Rate から確認できます。
レバレッジは本当に200倍まで使えるのか
公式サイトは「最大200倍」と謳っていますが、実際にダイアログを開いて確かめました。 BTCUSDT ではスライダーが 1X〜200X まであり、本当に 200X に設定できます。 ただし条件があって、200X 時に建てられる名目額は 100,000 USDT までと表示されます。 レバレッジを上げるほど建玉の上限は小さくなる方式です。
銘柄によって上限は変わります。筆者が確認した範囲では BTCUSDT が 200X(建玉上限 100,000 USDT)、 SOLUSDT が 100X(同 80,000 USDT)、株トークンの TSLAUSDT は 50X(同 10,000 USDT)でした。 「全銘柄200倍」ではないので、触りたい銘柄がある方はダイアログで確認してから資金計画を立ててください。 ちなみに Sync Long/Short というトグルがあり、ロングとショートで別々のレバレッジを設定することもできます。
証拠金モードと Multi-Trade
クロス/分離の切替はダイアログから銘柄ごとに行えます(Apply to all pairs にチェックすれば全銘柄一括)。 筆者の実取引はクロスで行いました。
同じダイアログに Multi-Trade という見慣れない機能もあります。 1つの銘柄のポジションを Trade 1 / Trade 2 の2口に分けて別管理でき、 画面には「ポジションを決済せずに切替可・新規注文のみに適用」と明記されていました。 スイングの玉とスキャルの玉を同じ銘柄で分けて持てるということなので、筆者の取引スタイルだと 使いどころがありそうですが、切替時に証拠金がどう再計算されるかまでは確認できていません。
資金調達率(Funding)
ポジションを持ち越すなら Funding の発生タイミングは死活問題なので、ここも画面で確かめました。 サイクルは Bybit と同じ8時間ごとです。
取引画面の Funding Rate 表示にカーソルを合わせると、現在レート・支払い方向(Long pays to Short 等)・ 次回までのカウントダウン・いま持っているポジションの推定 Funding 手数料まで出ます。 レートの上下限は ±0.3750% の表示でした(SOLUSDT で確認)。
銘柄ごとの履歴は Funding History のページで、チャートと表で追えます。
手数料は取引ごとに履歴で確認できる
公式の料率表では VIP0 が先物 Maker 0.0200% / Taker 0.0600% です。 実際に取引してみると、取引履歴に手数料が1件ずつ USDT 建てで記録されるので、 「結局いくら取られたのか」が後から正確に追えます。ちなみに筆者の口座は VIP1 (Maker 0.0200% / Taker 0.0500%)の表示になっていました。料率の全体は手数料の記事にまとめています。
コピートレード
Bybit でコピートレードを使っていた人向けに、画面で確認できている範囲を書いておきます。 コピートレードあり — リードトレーダー制、フォロワー利益の10%がリードトレーダーに分配される表示。 リードトレーダーの一覧には 30日ROI・PnL・最大ドローダウン・運用額(AUM)・勝率が並び、 この数字でフォロー先を選ぶ作りです。公開の一覧とは別に Private Copy Trading という 非公開のコピー枠もあります。筆者はまだフォローを実行していないので、ここでは仕組みの確認までにとどめます。
次の一手
Bybit で使っていた機能がどこまで揃っているかは移行マップで 一覧にしています。取引を始める前に、出口が機能するかを出金検証の記録で 確認しておくのが筆者としては安心だと思います。